【寺子屋物語 白熊編】 前編……ミコ作
「見子、おっはよっ ♪d(⌒o⌒)b♪」
「あら、藻々路。ご機嫌じゃん、どしたの?」
「えへへ〜(^^) 実はね……♪」
「……藻々路。。。これは!」
「そうなの。。。白熊先生から頂いちゃったのd(⌒o⌒)b ごめんね見子、出し抜いちゃって♪」
「(全然ごめんねなんて思ってないな(-_-;))……藻々路……これを見て」
そう言って見子は、今しがた藻々路が見せた手紙と同じ内容の手紙を見せた。
「見子さん、こんち。 今度の休み、でえとしませんか♪ 白熊より (^0^)ノ~~~~~」
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マイクロソフト寺子屋では、藁菱寺子屋長の元、日々益競(エクセル)、亜苦世巣(アクセス)の勉学に勤しむ寺子屋生達がいた。
そんな中、優しい白熊は生徒達から頼りにされるお兄さんのような先生であった。
藁菱
「白熊くん。ちょっと話があるんじゃが。。。」
白熊
「はい、何でございましょう。藁菱和尚様」
藁菱
「実は、かねてより各所で出没しておった【百化け】の事なんじゃが……」
智老師 「和尚様、お取り込み中の所恐れ入ります。白熊先生がおみえかと思いますが。。。」
藁菱
「おお、わしがお呼びだてしておるぞ。丁度良かった智老師もご一緒してくだされ」
「それでその、【百化け】なのじゃが。最近またぞろ出てきおったようでのぉ」
智老師 「わたくしもその事についてなのですが。。。」
嶺々。
「藁菱和尚様、失礼致しまーす!!」
藻々路 「藁菱和尚様、失礼致しまーす!!」
犬子
「藁菱和尚様、失礼致しまーす!!」
斑゜誰 「藁菱和尚様、失礼致しまーす!!」
見子
「藁菱和尚様、失礼致しまーす!!」
藁菱 「なな、なにごとぢゃ?」
嶺々。 「智、私達からも説明させて!」
犬子
「和尚様、白熊先生、まずはこれをご覧下さい」
智老師と、嶺々。藻々路、犬子、斑゜誰、見子は、入学当時は同級生であったが、
智老師だけは、持って生まれた優秀な才能で、半年足らずで全過程を終了し
特別抜擢で「老師」の称号を与えられていた。
犬子が差し出した物は、先ほど見子と藻々路が見せ合いっこした手紙である。
しかも、藻々路、嶺々。、犬子、斑゜誰、見子、全員にそれぞれ宛てた物であった。
白熊 「こ、これは!!……(^^;;」
藁菱 「う〜む。。。。」
智老師 「白熊先生、この文面にお見覚えは?」
「筆跡から申しましても、白熊先生の書かれた物に相違ないと思われますが。」
白熊
「え゛? い、いやこれは。。。確かに私が書いた……いやそのぉ。。。(^^;;」
藁菱
「……実は、わしも一つ預かっておるのぢゃ」
見子
「ええーーーっ!! 白熊さん! 和尚様にまで。。。」
「まさか白熊さん、いまだに和尚様が女性だって誤解していらっしゃるんじゃ。。。」
藁菱 「ぶぁっ、ぶぁっかもーん!!」
「わしのは、さる高貴なお方からお預かりした物ぢゃ!!」
斑゜誰 「高貴なお方とは?」
藁菱 「い、いや……それはちょっとトップシークレットなのでな……(^^;;」
智老師
「それで、これらを良く見ると、全て複写なのです。名前の所だけ、書き加えられています」
「もしかして、和尚様がお預かりしている物は、原本なのでは。。。?」
藁菱 「ど、どうぢゃったかのぉ。。。? (^^;;」
見子 「じれったいわねぇ。和尚様の預かっている物を、お見せくださいよ」
藁菱 「や、ここにはちょっと持ち合わせてはおらんのでな。。。」
智老師
「白熊先生は、いかがなのですか。なにやらお心当たりがおありのご様子ですが」
ミサ
「和尚様。お心遣いありがとうございます」
「でも、私からも皆様にご挨拶させてくださいませ」
白熊 「ミ、ミサさん! どうしてこちらに。。。(^^;;」
ミサ
「白熊様、申し訳ございません。」
内緒 「お嬢様、今出てっちゃまずいにゃ〜……」
ミサ 「内緒、おだまり!」
白熊 「な、内緒番頭まで。。。(^^;;」
内緒 「正三番頭頭にいいつかって、お嬢様についてきたにゃ〜...( ̄Δ ̄;)」
ミサ
「また、3枚におろされたいのかい(-"-#)」
「(しまった、いつもの口調が(^^;;)」
「内緒、いつもご苦労様。帰ったら正三と二人でおはぎでもおあがりなさい( ̄ー ̄)」
内緒 「ひ、ひぇぇぇぇ〜。。。(><)」
ミサ 「まあ、嬉しそうに(^^)」
ミサ
「みなさま、初めまして。わたくし、白熊様の許婚の、ミサと申しますm(_
_)m 」
智老師 「ええーーーっ!!」
嶺々。 「ええーーーっ!!」
藻々路 「ええーーーっ!!」
犬子 「ええーーーっ!!」
斑゜誰 「ええーーーっ!!」
見子 「ええーーーっ!!」
藻々路
「エーン。。。いやいや、白熊先生〜(ToT)」
嶺々。 「白熊先生、やっるぅ〜♪」
犬子 「先生、いつご婚約されたんですか?」
「馴れ初めは? プロポーズの言葉は?」
斑゜誰 「挙式の日取りと場所は?」
見子 「そうそう、それから体重は?」
智老師 「白熊先生、ぴーんち!」
白熊 「藻々路さん、泣かんで下さい。嶺々。さん、誤解ですぅ」
「犬子さん、斑゜誰さん、勘弁してください〜。(ToT)」
「見子さん、便乗して関係ない事訊かんで下さい!!」
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白熊先生に許婚がいるという噂は、あっという間に尾ひれを付けて寺子屋中に広まった。
女子寺子屋生A 「ねえねえ、知ってる? 白熊先生、婚約してんだって!」
女子寺子屋生B 「知ってるよぉ。いいとこのお嬢だってね」
女子寺子屋生C 「白熊先生が口説き落としたって、ほんと〜??(ToT)」
女子寺子屋生D 「遠路はるばる、駕籠をブッ飛ばすなんて、白熊先生やるぅ♪」
女子寺子屋生E 「仲人さんは、藁菱和尚様だとか」
藁菱 「困った事になったのぉ。。。こんなはずではなかったのぢゃが(^^;;」
白熊 「参りましたですぅ(T_T)」
藁菱 「このような事になったのも、全て「百化け」の策謀に相違ない」
白熊 「その「百化け」ですが、こたびはいったい。。。」
藁菱 「それじゃ。あやつは、一度取りつき離れた後は、二度と同じ者には取りつけないようぢゃ」
白熊 「つまり、以前被害にあった見子さん以外の誰かだと。。。」(←これ、強調ね(^^)v)
藁菱 「さやう」
(※作者注意:見子に「百化け」が取りついたのはこれより後なんだけど、細かい事は気にしない気にしない(^^;;)
ミサ
「白熊様、わたくし、来てはいけなかったでしょうか。。。(;_;)」
白熊 「ミサさん、とんでもありません。お会いできて大変嬉しいですよ(^^)」
ミサ
「いつも白熊様には、遠路はるばる来ていただいておりまするゆえ(@^‐^@)」
白熊 「ミサさんにお会いするためならばこの白熊、千里の道もなんのその(^^)b」
藁菱 「遠く離れておると、遭う事もままならんようぢゃのう」
白熊 「はい。週に3度しかお会いできません」
ミサ
「そうなんです。早く一緒になりたいですわね(@^‐^@)」
藁菱 「な、なるほど(^^;;(タフなやっちゃ)」
「まあ、その続きはまた後ほどゆっくりとされるがよろしかろう」
「それでぢゃ。わしに一つ策があってな。」
白熊 「と、申されますと?」
藁菱 「ふむ。この恋文ぢゃが、これらによってミサ殿他、麗出衣子(レディース)達を呼び出しておろう」
「ここはひとつ、皆に罠にはまってもらって、「百化け」をおびきよせるのぢゃ」
白熊 「なるほど。それでノコノコやってきた所を捕まえるというわけですね」
藁菱 「さやう。それには、白熊殿、ミサ殿にも協力して頂かねば」
白熊 「了解致しました。麗出衣子の皆には、私のほうから。」
ミサ
「わたくしにできる事でしたら、何なりと」
藁菱 「うむ。智老師には、わしの方から申し上げると致そう。」
(この物語はフィクションです。実在の人物とは一切関わりがありません。(^^;;)